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アプリディレクターが選ぶ役立つMacアプリ

アプリ開発に携わって4年のディレクターが、開発に役立っているMacアプリを紹介してみる。

その前に、仕事の内容と環境によって便利だと思うアプリも変わってくるので、最初に僕自身の経歴や仕事内容を紹介しておく。(前置きが長いので、不要だと思ったら読み飛ばして頂いて構いません。)

仕事の経歴

インキュベーションオフィスの運営、ソフトウェアの営業、ソーシャルゲームの開発を経て、現在、アプリ(iOS及びAndroid)の開発に携わって4年。

プロジェクト体制

僕が携わっているアプリは、企画段階からリリースまで1ヶ月〜3ヶ月の広告収益をメインとした無料アプリが多い。そのため、チームのメンバーも以下のとおり極力、最小構成だ。

  • ディレクター 1名
  • エンジニア 2名(サーバサイド,クライアントサイド)
  • デザイナー 1名

仕事内容

ディレクターの仕事というのは多岐に渡る。そして分かりにくい。例えて言うなら何でも屋だ。 何かが特別得意なわけではないから、例えば、転職の時に何が得意ですか?と聞かれた場合、回答に困る職種である。 ただ、チームで何かを作るときには客観的に全体を見ることのできるまとめ役みたいな人間がいた方がいいと思っている。 ディレクターはそんな職業だ。 分かりにくい職業だけれど、僕はこの職種が気に入って続けている。

さて、そんなディレクターの具体的な仕事内容を以下にざっくり書き出してみる。

  • アプリの企画
  • UIのデザイン案作成
  • モックアップの作成
  • スケジュール管理
  • デバッグ
  • 申請資料の準備
  • 問い合わせサポート
  • アプリの統計分析
  • アドネットワークの統計分析及び運営 ...などなど

仕事環境

  • MacBookPro
  • iPhone6Plus
  • デュアルディスプレイ
  • キーボード(東プレ REALFORCE87UB(黒) SE17T0)
    • お値段約2万円とちょっとお高いが毎日触るキーボード。お金をかけて損はない。
  • マウス(ロジクール パフォーマンス マウスM950t)
    • あの表面がツルツルしたApple純正マウスよりも間違いなく使いやすい。仕事で使う道具なのであればデザインの良さに騙されてはいけない。機能と使いやすさで選ぶべきである。

Macアプリ

それでは、本題。 以下のアプリは一部有料のものもあるが、僕の持論は 「1日の大半を占め、かつ毎日使うものについてはお金を惜しむな。」 である。

(以下は直接ディレクターの仕事に関わらないものも入っているが、仕事のスピードに明らかにプラスとなるものは入れておいた)

Sketch

UI、アイコン・スクリーンショットのデザイン案の作成に使っている。 以前はIllustratorPhotoshopで作業していたが、sketchの登場により劇的に業務が捗るようになった。 アプリ開発のために作られたと言っても過言ではないドローイングソフト。 UIを構成するそれぞれのパーツがネット上で豊富に見つかるので、それをペタペタ貼っていくだけで、それなりのモックアップにはなる。 そして合わせて購入しておきたいのが、sketch mirrorと呼ばれるiPhoneアプリ。これまた優れもので、MacのSketchで作業をしている時にiPhone上でリアルタイムで表示確認ができる。 実機確認はUIデザインを考える上で非常に重要な要素なので、必ず導入しておきたい。

Sketch:$99

Axure

Sketchで作成したデザイン案をモックアップとして作成する時に使用する。 最近だとProttというツールが流行っているのかな? 個人的に月額課金制のサービスは性に合わないかつ画面間の遷移だけデザイナーやエンジニアに伝わればいいことが多いので、これを使っている。

Axure:$289

Alfred

言わずと知れたMacのランチャーアプリ。恥ずかしながら、つい最近まで導入をしていなかった。 まだPowerpack(有料)にはアップグレードしていないが、この状態でも確実にMacでの作業スピードが上がった。sh とタイピングしてEnterを押すだけでMacをシャットダウンできた時の感動は忘れられない。各アプリの立ち上げは、アプリの頭文字をタイピングするだけですぐに起動できるため、現在は、Mac標準のDockも隠してAlferdを使って起動させている。 Powerpackを導入すればさらに操作が楽になるようなので、時期を見て導入する予定だ。

Alfred:無料

Pocket

アプリの企画まで担当する場合、ディレクターにとって必要なのは圧倒的なインプットだと考えている。 App Storeのランキングは常にチェックすることはもちろん各メディアの情報には常に目を光らせ、重要だと思った記事はピックアップしておく必要があるだろう。 余談だが、僕はもともと外国語学習が好きだったこともあり、英語と中国語のメディアにも目を通すようにしている。 「あとで読むツールは沢山出ているが、結局Pocketに落ち着いた。

Pocket:無料

Simplenote

僕はテキストエディタマニアと言っていいほど色々なテキストエディタを試してきたが、結局これに落ち着いた。その名の通り、シンプルで使いやすい。何よりMac,iPhone,ブラウザ間で同期ができるのだが、そのスピードが早い。また、簡単にメンバー間で共有し同時編集ができるので、メンバー間でのテキストの修正も捗る。

Simplenote:無料

Kobito

MarkDown記法のエディタ。元々はQiitaを利用したくて導入してみたのだが、シンプルなデザインと機能で使いやすい。このHatena Blogの記事もKobitoで書いている。そして、上記に書いた通り、僕の業務にはアプリのアイコンやスクリーンショットのデザインを考えることが多いの。日々、AppStoreを眺めてはいいと思ったアイコンとスクリーンショットを記録しておくのだが、以前はTumblrに保存していた。ただ、イマイチ使い勝手が悪く、現在はこのKobitoにアイコンとスクリーンショットポートフォリオして保存している。

Kobito:無料

Transmit

FTPツールというもそれこそ多くあるのだが、Macで無料で使えるFTPツールと言えばCyberduckだろう。 ただやはり無料の限界というべきか、使ったことがある人は分かると思うが、細かい所の操作でイライラすることが多い。 そこで、こちらを購入。 やはり有料のソフトウェアというのはクオリティが高い。 細かいイライラと時間の消費というのは、塵も積もれば山となる。 使う頻度が多いツールはお金を払ってでもやはり買うべきだろう。

Transmit:3,400円