Innovenger イノベンジャー

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漁業の未来に思いを馳せてみる

今日、Qiitaを何となく眺めていたら面白い投稿が上がっていた。

Raspberry Piでワカサギを釣ってみる

世の中には面白いことをやっている人がいるんだなぁ。

ラズベリーパイとは

ラズベリーパイ

さて、投稿された方が使っているラズベリーパイとは、手のひらサイズの超小型コンピューターで、驚くべきはそのサイズだけでなく、お値段約5,000円という価格である。

電子工作世代にブーム 超小型PC「ラズベリーパイ」

手軽な価格から工作魂に火をつけられ、各所で猛者たちが色々なプロダクトを作り出している。

小型ポータブルノートPCから、携帯電話まで。

小型PC「ラズベリー・パイ」で自作した神作品10選の猛者たちが天才過ぎる!

ワカサギ釣りから遠洋漁業まで

先日、機械学習の記事を書いたが、ラズベリーパイ機械学習をさせることで、人よりもワカサギを多く釣り上げることができるようになるだろう。

これが更に発展すれば、例えば、無人のドローンに釣り竿を付けて、リモートでそのドローンを操作して、機械学習でコントロールされた釣り竿がマグロを釣り上げるなんてことも将来的には実現されるのかもしれない。 (別にドローンでなくてもいいのだが、勝手なイメージです。)

そうすればわざわざ人が遠い海まで出る必要もないし、危険もなくなる。

そう遠くない未来、今人がやっている仕事が機械やロボットに置き換わるってこういうことなんだろうなぁと思った次第です。

機械学習の可能性

Googleが公開した画像認識API

Googleが画像認識APIを公開した。

CLOUD VISION API

さて、このAPIで何ができるかと言うと、以下、サイトから引用。

画像に映るものを理解

画像内のさまざまな物体を簡単に検知できます。花や動物、乗り物など、一般的な画像に含まれる数千カテゴリの物体が検知可能で、Cloud Vision API は、新しいアルゴリズムの導入によって検知の精度が随時向上します。

不適切なコンテンツを検知

Google SafeSearch の機能を活用し、ユーザーがアップロードした画像などを容易にチェックできます。アダルト コンテンツから暴力コンテンツまで各種の不適切なコンテンツの検知が可能です。

画像の意味を分析

Cloud Vision API は、画像に写っている人物の喜び、悲しみ、怒りといった表情を分析できます。この機能と、Cloud Vision API が提供するその他の検知機能を組み合わせれば、さまざまな応用が可能です。

テキストを抽出

OCR によって画像内のテキストを認識し、抽出できます。言語の自動判定も可能です。この OCR 機能はは幅広い言語に対応しています。

画像認識もすでにここまでできているのかという印象です。

このAPIだけでも、色々なサービスに使えそうですね。

機械学習とは何か?

さて、上記のGoogle APIには機械学習と呼ばれる技術が使われている。 機械学習と合わせて聞く言葉にディープラーニングがある。 これは機械学習の手法の一種で、現在、急速に研究が進められている分野だ。

以下は、TEDでの講演である。 機械学習やディープラーニングでできること、医療分野への活用、サービス産業とそこで働く人たちの働き方の変化まで、分かりやすく述べられているので、ぜひご覧頂きたい。

The wonderful and terrifying implications of computers that can learn

これまで人間が膨大な時間をかけてやってきたことが、この技術によって実現されつつある。

これからの未来が楽しみだ。

Xiaomiの製品ラインナップをまとめてみた

Xiaomiとは

Xiaomi

最近、各所で名前を聞くことになったXiaomi。中国の家電メーカーである。

デザインの良さとその価格の安さを売りにスマートフォンでそのブランドが認知され、現在は、スマートフォンのみならず各種電化製品を販売している。

最近、そのスマートフォン以外の製品のクオリティも上がってきており、周辺でも購入している人が増えてきているため、 ここで一度、各製品ラインナップを一部ピックアップしまとめてみた。

※尚、価格は本記事作成時点のものであり、変更している可能性がある。 また、日本価格の表記は記事作成時点のレートを基準に算出している。

1HK$=14.6円 1元=17.5円

各製品ラインナップ

スマートフォン

Mi4i

16GB 価格:HK$ 1399(約20,475円)

Mi4i

ご存知、中国ではGoogleのサービスが利用できない。 そのため中国で販売されているAndroidスマートフォンでは、Google Playを通じてアプリがインストールできないのだが、 Xiaomiのスマートフォンにはグローバル対応モデルというのがあり、こちらは問題なくGoogle Playが利用可能となっているようだ。

※但し、日本語には対応していない。

テレビ

小米电视3 70英寸 価格:9999元(約175,386円)

70インチの4K対応テレビである。

シャープのAQUOS70型4K液晶テレビの価格が価格コムで約65万円程となっているので、それと比較すると格段の安さである。

空気清浄機

小米空气净化器 価格:899元(約15,768円)

日本でも度々報道されてご存知の通り、中国の大気汚染の状況は相変わらずひどい。

そのため、デザインも価格も魅力的なこの空気清浄機を購入している知人は多い。

スマートフォンと連携しており、電源のオン・オフはもちろん、現在の空気状況もひと目で分かる。

監視カメラ

小蚁智能摄像机 価格:129元(約2,263円)

小型のリモートカメラ。

スマートフォンから、カメラの操作が可能。

ペットを飼っている知人は旅行の際、このカメラを自宅に設置していつでも旅行先から自宅にいるペットが見れるようにしていた。

ヘルスケアバンド

小米手环 価格:69元(約1,209円)

近年流行りのヘルスケアバンドもお値段約1,200円で販売している。

モビリティ

九号平衡车 価格:1999元(約35,028円)

モビリティというと分かりにくいかもしれないが、要はセグウェイである。

それが、この価格。

セグウェイはその価格の高さもあり、いまいち浸透していないが、この価格であれば、将来、市民の足として浸透するかもしれない。

以上、Xiaomiの製品ラインナップ紹介でした。

Appleのサポート対応で思ったAppleの今後

先日こんなニュースが報道された。

アルファベット、時価総額で世界トップに-アップル抜く

アルファベットは言わずと知れたGoogleを傘下に置くホールディングカンパニーである。

一時的かもしれないが、アップルを抜いたという事実は大きいと思う。

僕は大学から社会人3年目くらいまでWindowsをずっと使っていたのだが、ある時からMacに切り替えてその使いやすさに感動し、以来、ずっとPCもスマートフォンApple製品を使っている。

しかし、先日ある問題が起きてそれをAppleのサポートセンターに問い合わせた時の対応で、もうApple製品を使いたくなくなった。

最近、目新しい製品もサービスも少なくなってきたApple。 僕はこの件で一層、Appleの行く末が心配になってきた。

経緯

社内販促用のために法人名義でitunesギフトコードを一括購入したのだが、そのギフトコードはAppleが用意したセキュア受信箱なる管理画面に送られる。

具体的には、ギフトコードの注文手続きをAppleの営業担当に直接連絡をし、手続きが完了するとAppleからメールでそのセキュア受信箱にギフトコードが送られたよと案内が届く。

そして、その案内に記載されているURLリンクをクリックするとセキュア受信箱のログイン画面が表示される。

さて、ここでセキュリティ質問という、よく見る質問に対する回答の入力が必要なのだが、設定した覚えがない。 (恐らく登録時に設定したのだが、全く覚えてない。ここは自分に否があることを素直に認めよう。)

そこで、どうしたものかAppleサポートに問い合わせた次第である。

サポートの問題点

Appleサポートとは電話でやり取りした。 ウェブページ上でこちらの電話番号を指定するとすぐに電話がかかってくる。ここの対応は迅速だった。

電話でのサポートが始まるとまず初めに「解決できるように努力しますのでご安心下さい」というような会話からスタートする。 マニュアル通りの対応なのかもしれないが、まぁ、この言葉で多少安心したのは事実である。

さて、以下が具体的な問題だ。

本人認証の確認フロー

今回、セキュリティ質問を入力しなければどうにも進まないため、とりあえず、質問をリセットしてもらう対応をしてもらうことにした。

セキュリティ質問をリセットしてもらうためには本人認証が必要で、本人認証の確認フローは、以下の通りである。

  • PC上でApple IDの管理画面を開く
  • PINコードを伝える
  • 本人認証情報の確認

さて、この後が問題である。

サポート曰く本人認証に必要なのは次の内のどれかなのだが、

  1. 製品情報(AppleIDと紐付いているApple製品の製品番号)
  2. クレジットカード情報
  3. セキュリティ質問(設定した内のどれか1つ)

今回問い合わせたアカウントと言うのは、Appleの法人営業担当の方から案内されたセキュア受信箱の作成に利用するためだけのAppleIDで製品との紐付けなどしていない。 そして、iTunesを利用して何かを購入したこともないから、クレジットカード情報の入力もしていない。

残るはセキュリティ質問の内どれから1つでも合っていればいいということなのだが、 そもそもそれが分からなくて問い合わせしているのだから、もう本末転倒である。

セキュリティ質問の項目

しょうがないので、セキュリティ質問の答えが合うまでサポートとやり取りを繰り返したのだが、 (このキーワードをサポートに伝えるというやり取り、ペットのかわいい名前とか料理の名前とか、設定した合言葉がちょっとかわいいワードだったりすると、言うのも恥ずかしかったりするので、罰ゲームみたいなやり取りだった。。。)

今回、僕が設定した質問は以下の3つ。

  • 小学校の時に仲の良かった同級生の名前
  • 初めて作った料理の名前
  • 初めて飼ったペットの名前

設定時に質問項目は複数から選べるのだが、どれもこれも答えがぱっと思い浮かばないような曖昧な質問項目ばかりである。(個人差はあるのだろうが。)

もっと分かりやすい質問項目から選べるようにしてもらえないだろうか。

融通の利かないサポートスタッフ

上記のようなやり取りを6人のサポートスタッフと行った。 中には、最初から状況を再度説明しなければいけないスタッフもいて、ストレスは相当溜まった。

また、Appleサポートにはどうやら役職みたいなものがあるようで、上位のサポートスタッフも対応してくれるのだが、対応は相変わらず同じである。 なんのための上位スタッフなのだろうか。

結局、他に解決手段はないの一点張り。まるでマニュアル通りのお役所仕事だ。

残された手段は、合言葉が合うまで入力し続け、入力を複数回間違えるとロックが8時間かかるため、ロックが解除されたらまた入力を繰り返すという対応である。 当然だが、そんなことはやってられない。

最終的にアカウントを最初から作り直すことにし、Appleの営業担当の方が迅速に対応してくれ、無事、再度利用することができるようになった。

結論

当たり前の事ではあるが、サポートというのは基本的に活躍の機会が少ない地味なポジションである。極端に言えば、仮に製品が完璧であればサポートは必要ない。

但し、サポートにコンタクトを取る時というのは顧客がすでに困っている、助けを必要としている状態だ。そのため、顧客の精神状態は少なからず通常時と異なる。そうした顧客と直接的なコミュニケーションを取る重要な役割でもある。その対応のいかんで、ブランドのイメージがこうも変わることを痛感。

Appleは何よりユーザー体験を重要視する企業であったはず。 ユーザーサポートはそのユーザー体験には含まれないのだろうか。

今、中国内で圧倒的なブランド力を付けているのがXiaomiだ。 Xiaomiがここまで認知力を広めるに至った理由の一つに、ブランド立ち上げ時に、顧客サポートを徹底したからだという話もある。

ということで、本筋とは外れてしまうが、現在、PCとスマフォともに僕は、Apple以外の製品に変更することを計画中である。

アプリディレクターが選ぶ役立つMacアプリ

アプリ開発に携わって4年のディレクターが、開発に役立っているMacアプリを紹介してみる。

その前に、仕事の内容と環境によって便利だと思うアプリも変わってくるので、最初に僕自身の経歴や仕事内容を紹介しておく。(前置きが長いので、不要だと思ったら読み飛ばして頂いて構いません。)

仕事の経歴

インキュベーションオフィスの運営、ソフトウェアの営業、ソーシャルゲームの開発を経て、現在、アプリ(iOS及びAndroid)の開発に携わって4年。

プロジェクト体制

僕が携わっているアプリは、企画段階からリリースまで1ヶ月〜3ヶ月の広告収益をメインとした無料アプリが多い。そのため、チームのメンバーも以下のとおり極力、最小構成だ。

  • ディレクター 1名
  • エンジニア 2名(サーバサイド,クライアントサイド)
  • デザイナー 1名

仕事内容

ディレクターの仕事というのは多岐に渡る。そして分かりにくい。例えて言うなら何でも屋だ。 何かが特別得意なわけではないから、例えば、転職の時に何が得意ですか?と聞かれた場合、回答に困る職種である。 ただ、チームで何かを作るときには客観的に全体を見ることのできるまとめ役みたいな人間がいた方がいいと思っている。 ディレクターはそんな職業だ。 分かりにくい職業だけれど、僕はこの職種が気に入って続けている。

さて、そんなディレクターの具体的な仕事内容を以下にざっくり書き出してみる。

  • アプリの企画
  • UIのデザイン案作成
  • モックアップの作成
  • スケジュール管理
  • デバッグ
  • 申請資料の準備
  • 問い合わせサポート
  • アプリの統計分析
  • アドネットワークの統計分析及び運営 ...などなど

仕事環境

  • MacBookPro
  • iPhone6Plus
  • デュアルディスプレイ
  • キーボード(東プレ REALFORCE87UB(黒) SE17T0)
    • お値段約2万円とちょっとお高いが毎日触るキーボード。お金をかけて損はない。
  • マウス(ロジクール パフォーマンス マウスM950t)
    • あの表面がツルツルしたApple純正マウスよりも間違いなく使いやすい。仕事で使う道具なのであればデザインの良さに騙されてはいけない。機能と使いやすさで選ぶべきである。

Macアプリ

それでは、本題。 以下のアプリは一部有料のものもあるが、僕の持論は 「1日の大半を占め、かつ毎日使うものについてはお金を惜しむな。」 である。

(以下は直接ディレクターの仕事に関わらないものも入っているが、仕事のスピードに明らかにプラスとなるものは入れておいた)

Sketch

UI、アイコン・スクリーンショットのデザイン案の作成に使っている。 以前はIllustratorPhotoshopで作業していたが、sketchの登場により劇的に業務が捗るようになった。 アプリ開発のために作られたと言っても過言ではないドローイングソフト。 UIを構成するそれぞれのパーツがネット上で豊富に見つかるので、それをペタペタ貼っていくだけで、それなりのモックアップにはなる。 そして合わせて購入しておきたいのが、sketch mirrorと呼ばれるiPhoneアプリ。これまた優れもので、MacのSketchで作業をしている時にiPhone上でリアルタイムで表示確認ができる。 実機確認はUIデザインを考える上で非常に重要な要素なので、必ず導入しておきたい。

Sketch:$99

Axure

Sketchで作成したデザイン案をモックアップとして作成する時に使用する。 最近だとProttというツールが流行っているのかな? 個人的に月額課金制のサービスは性に合わないかつ画面間の遷移だけデザイナーやエンジニアに伝わればいいことが多いので、これを使っている。

Axure:$289

Alfred

言わずと知れたMacのランチャーアプリ。恥ずかしながら、つい最近まで導入をしていなかった。 まだPowerpack(有料)にはアップグレードしていないが、この状態でも確実にMacでの作業スピードが上がった。sh とタイピングしてEnterを押すだけでMacをシャットダウンできた時の感動は忘れられない。各アプリの立ち上げは、アプリの頭文字をタイピングするだけですぐに起動できるため、現在は、Mac標準のDockも隠してAlferdを使って起動させている。 Powerpackを導入すればさらに操作が楽になるようなので、時期を見て導入する予定だ。

Alfred:無料

Pocket

アプリの企画まで担当する場合、ディレクターにとって必要なのは圧倒的なインプットだと考えている。 App Storeのランキングは常にチェックすることはもちろん各メディアの情報には常に目を光らせ、重要だと思った記事はピックアップしておく必要があるだろう。 余談だが、僕はもともと外国語学習が好きだったこともあり、英語と中国語のメディアにも目を通すようにしている。 「あとで読むツールは沢山出ているが、結局Pocketに落ち着いた。

Pocket:無料

Simplenote

僕はテキストエディタマニアと言っていいほど色々なテキストエディタを試してきたが、結局これに落ち着いた。その名の通り、シンプルで使いやすい。何よりMac,iPhone,ブラウザ間で同期ができるのだが、そのスピードが早い。また、簡単にメンバー間で共有し同時編集ができるので、メンバー間でのテキストの修正も捗る。

Simplenote:無料

Kobito

MarkDown記法のエディタ。元々はQiitaを利用したくて導入してみたのだが、シンプルなデザインと機能で使いやすい。このHatena Blogの記事もKobitoで書いている。そして、上記に書いた通り、僕の業務にはアプリのアイコンやスクリーンショットのデザインを考えることが多いの。日々、AppStoreを眺めてはいいと思ったアイコンとスクリーンショットを記録しておくのだが、以前はTumblrに保存していた。ただ、イマイチ使い勝手が悪く、現在はこのKobitoにアイコンとスクリーンショットポートフォリオして保存している。

Kobito:無料

Transmit

FTPツールというもそれこそ多くあるのだが、Macで無料で使えるFTPツールと言えばCyberduckだろう。 ただやはり無料の限界というべきか、使ったことがある人は分かると思うが、細かい所の操作でイライラすることが多い。 そこで、こちらを購入。 やはり有料のソフトウェアというのはクオリティが高い。 細かいイライラと時間の消費というのは、塵も積もれば山となる。 使う頻度が多いツールはお金を払ってでもやはり買うべきだろう。

Transmit:3,400円